新型コロナで死にやすい高齢者が一番死にやすい行動をしている件(2)
先に書いた以下記事の続きです。
他の地域もみてみます。
まず、天神駅周辺です。
これを見ると、夜10代20代は流入していないのに、70代は1月と比べて1割程度しか減っていません。
この周辺に住んでいる人のデータを拾っている可能性もありますが、仕事をしていない70代の昼夜の行動範囲は狭いはずと考えられ、昼より夜が割合が小さいということは、夜に出歩いている人が多いと言えるのではないでしょうか。
その他の地域もだいたい傾向は同じで、高齢者ほど接触が減っていません。
ただ、特徴的な地域が一つあります。銀座です。
銀座は全年代で接触8割削減が実現できています。
もともと住人が少なく、外から入ってくる人が多い地域なのでしょうが、象徴的ですね。
銀座は本物の金持ちが来るところ、と言われているので、高齢者もモラルの高い人が多いのでしょう。そもそもクラブや飲食店、デパートがほぼ閉まっているということも大きいのでしょう。
おそらく、西浦先生以下クラスター班の方々は、理想的にはこの銀座のような行動変容が起こることを期待したのでしょう。
しかしながら、20代~50代の現役世代は通勤で限界があるとして、60,70代がここまで行動変容できていないという事は意外であったのだろうと勝手に想像しています。
これではいくら子供や現役世代ががんばっても、高齢者が足を引っ張る構図になっており、域内全体の接触はこれ以上減っていかないことになります。
これは出かけたい子供を抑えこんで、高齢者が好き勝手している、子供が高齢者の犠牲になっている構図と考えます。