N国党がNHK日曜討論に出演した背景を勝手に考察する
昨日、すごいことが起きた。
NHKから国民を守る党の立花党首が、念願のNHK日曜討論に出演を果たした。
以下産経新聞の記事。
https://www.sankei.com/politics/news/200112/plt2001120010-n1.html
youtube参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=iz-xtbXR5nA
これは結構大きな事件。
この流れになった状況を次のように考察してみる。
そもそも、立花党首が参議院議員に当選したところから始まっているのだろう。
国会議員であれば、各種権利が得られ、その中で最強は国政調査権だろう。
NHKは、この時点で相当警戒したに違いない。
その後、参議院議員の埼玉県補欠選挙に立候補し、落選した立花党首。NHKはさぞかしシメシメと思っただろう。
ところがどっこい、議席自体は繰り上げ当選で失っていないので、党首が直接できなくても浜田議員が代行できてしまう。
このことは、NHKにとってかなりダメージが大きかったはず。
検討要請に対する協会からの回答に対する総務省の考え方
https://www.soumu.go.jp/main_content/000661278.pdf
によれば、NHKの
「業務」について、子会社等のさらなる経営統合や衛星波の整理・削減等を通じた事業規模の見直しを加速すること
とか
(インターネットで)常時同時配信を受信できることをもって、スマートフォンやPCなどの所有者が新たに受信料を負担することになるものではありません。
など、もろにN国党寄りの回答を総務省が出している。
これらは明らかに、N国党が議席を得た、すなわち一定の民意が示されたことによる影響にほかならない。
また、政権を維持したい自民党が、この民意を無視できないと考えていることの証左であり、N国党に一定の影響力があることを示している。
衆参合わせてわずか2議席の政党が、ここまで影響力を持つ、ということは、立花党首の握っているネタがやはり真実であり、ここを無視できない総務省、自民党が方向づけをしているものと考えられる。
ここまでN国党寄りの回答をするということは、総務省、自民党は相当後ろめたいものがあるのでしょうねぇ。
また、NHKは「みなさまの公共放送」を謳う以上、N国党もみなさまの意見であり、ここを無視することは、恣意的に編集しており、編集権の乱用である、と言われたら反論できないため、このタイミングで止む無く録画出演、という形になったのでしょう。
総務省からも「公共放送」のプレッシャーをかけられているし、総務省が敵側に回っているので、もはや逃げ場がない。
しかしながら、NHKとしてはN国党の影響を最小限にしたい。日曜討論は比較的高齢で左翼的な知識レベルの高い人が見る番組でしょうから、NHK寄りの思想の視聴者が多いはず。そこで限定的に放送すれば、視聴者に対する影響は最小限に抑えられる、このような読みがあったものと推測する。
今回、NHK日曜討論にN国党が出る、というのは、国会議員の力は思った以上に強いことと、なんだかんだで日本は民主主義、選挙ひとつでここまで変化があるのだ、ということを、改めて感じたなぁ。また、自分と同じ感想を持つ人は結構多いのではなかろうか。
選挙はやはり大事。