菅総裁誕生に思うところ
今日、2020年9月14日は、自民党総裁選で、菅総裁が誕生し、報道が菅氏一色になっていますが、菅総裁誕生の背景は、たぶんこんなことがあるんじゃないか、と個人的に考えていることを以下にまとめてみようと思います。
たぶんアメリカの意向に近い思想、政策、考え方なんじゃないかと。
ゆえに、安倍総理の下で長く官房長官をやってこれたのだろうと推測しています。
よって、今回総裁になった、というわけです。
振り返ってみると、安倍総理が国会やマスコミで追及された話は、ほとんどの場合安倍夫人の不祥事だったと思います。
下手すると、夫人に足元を救われて早期退陣、という状況もあったかと思います。
そこを菅官房長官は粘り強くメディア対応し、安倍総理への攻撃を防御しつづけました。
おそらく、官房機密費等でメディア関係者に対し多額の実弾が飛んだと思いますが、そういう水面下の対応含めて、ものすごく我慢強く対応されたのではないかと思います。
普通の精神力の人では、耐えられなかったのではないでしょうか。この体力、精神力、胆力が今のタイミングでは必要で、それを評価されたのではないかと思います。
3.政治主導、官邸主導の政策を実現する腕力
菅氏は、市議会議員の頃に、現在の中央集権構造に疑問を感じ、地方分権を唱えるようになったそうです。
たしかに、今の時代は地方分権の方が良いと思われます。
また、昔のように官僚が大枠を決めて政治家がそれに従うのではなく、今の時代は政治家が意思決定し官僚が動くスタイルの方が適切な国家運営ができるように感じます。
よって、官僚をうまく使い、時には抑え込み、政治家の意思を通すことができる人でなければいけません。
菅氏はこれが(良いか悪いかは別にして)できると思われます。なぜなら、元官僚の恨み節がツラツラ書かれたニュース記事が、ここのところ散見されるからです。
政治主導とは、裏から見れば官僚の言う事を聞かない、官僚のレクチャーに従わない、ということです。
これができる、言い換えれば、失敗したときは政治家が責任を取る覚悟があり、官僚の論理に反論できる知力、精神力がある人でないと政治主導は実現不可能でしょう。
今は、この能力が求められているのだと思います。
4.秋田出身
地方、特に東北、北海道地方は、政治経済的に弱い地域であることは論を待たないでしょう。
大昔から、北国というのは不遇の地域でした。
その地域出身の総裁、総理誕生となれば、東北6県は間違いなくまとまります。
また、地方の農家出身ということで親近感を持つ人は多いはずです。
秋田出身というところに期待した人も多かったのではないでしょうか。
いずれにせよ、この国難を乗り切って、日本をより良い国にして頂きたいですね。